人生は、思いもよらないことの連続です。
子どもが「私立に・留学行きたい」と言い出して、予想以上の教育費が必要になったり。
			家族に病気や介護が重なって、思うように働けなくなったり。
			身内の会社が倒産して、突然借金を背負うことになったり。
私自身、そんな出来事が一気に押し寄せてきた経験があります。
			そのときの家計は、まさに火の車。
			「どうしよう」「もう無理かもしれない」
			頭の中も心の中も、不安の塊でいっぱいでした。
家族に病人が出ると働きたくても働けない。
			未来を考える余裕なんてまるでなく、毎日が"目の前の火消し"だけで過ぎていく。
			節約・ポイ活そんなレベルでは、全く不安の解消の役にも立ちませんでした。
			不安であちこちの無料勉強会に行ったりしましたが、いつも最後は勧誘ばかり。
			これでは私の不安解決に全くならない…
「不安ばかりを抱えていても、何も変わらない。せめて"今の現状"をちゃんと把握しよう」
そこから、私はすべてを棚卸しして"見える化"しました。
			収入、支出、借金、貯金、社会制度のこと、とにかく書き出して整理したのです。
			すると、漠然とした"隕石のような不安の塊"が、小さなかけらに分解されていきました。
「これは今すぐ取り組めること」
			「これは後回しにできること」
			「これは支援制度でカバーできること」
ひとつひとつに名前をつけ、優先順位をつけたら、不安が"不可能"ではなく"課題"に変わったのです。
そして私は気づきました。
			「不安は消せない。けれど"整える"ことはできる」と。
私と同じように、不安に押しつぶされそうになっていたクライアントさんもいます。
			50代、会社員の女性。
			「何が不安なのか、自分でもよく分からない」と言っていました。
お金があるのか、ないのか。
			足りるのか、足りないのか。
			家計も仕事もずっと頑張ってきたのに、なぜか不安が消えない。
そんな彼女がまずやったのは、やはり「書き出すこと」と3か月のお金の流れを見ることでした。
			3か月のお金の流れを把握することで、自分のお金の使い方の癖をしり、癖を知ることで、点在していた資産を整理し、資産の目的を見える化したのです。
すると、実はしっかり蓄えがあったことが分かりました。
			「見えていないから不安だった」だけだったのです。
資産があると分かったことで気持ちが落ち着き、後は私達FPと資産の置き場所を整えて
			安心して資産が増える仕組みを構築して、投資や運用に回せるようになりました。
そして今では、「もう退職しても大丈夫」と思えるほどの自信に変わったのです。
不安を抱えるのは、あなただけではありません。
				そして、その不安の多くは「見えていない」から大きく膨らんでいるだけなのです。
あなたの不安は、どんな形をしていますか?