5DAYS LESSON

DAY2:昨日を振り返る ― 小さな1行が、自分を整える力になる

こんにちは。
DAY1では「未来を描く」ことで、不安を"見える安心"に変える体験をしていただきました。
今日はその次の一歩。毎日の暮らしの中でできる、もっとシンプルなワークです。

どうして「昨日を振り返る」のか?

昨日を振り返るって、いったい何の意味があるんだろう?
そう思う人も多いかもしれません。

でも、ちょっと想像してみてください。
雑誌やテレビでもよく取り上げられる"女性の3大悩み"――
「お金が貯まらない」「部屋が片付かない」「体重が減らない」。

一見、全然違うテーマに見えますよね。
けれど、根っこは同じなんです。

  • どれくらい資産があるか分からない(お金)
  • どれくらい物を持っているか分からない(片付け)
  • どれくらい食べているか分からない(体)

つまり "現状を可視化できていない"ことが共通の原因。

昨日を振り返るのも同じ。
自分が何に時間を使い、どんな気持ちで過ごしたのかを"見える化"することで、
「ここは大切にしたい」「ここは削っていい」という判断ができるようになるんです。

人は意外なほど、すぐに忘れてしまいます

昨日どんな出来事があったか、どんな気持ちを抱いたか。
1週間前、何をしていたか、パッと答えられますか?

実は、記憶に残っているのはほんの一部。
楽しかった瞬間も、小さな達成感も、ちょっとした不満も、気づかないうちに流れて消えていきます。

けれど、これを「書き留めておく」とどうなるか。

自分の気持ちのパターンや、大事にしたいことが少しずつ浮かび上がってくるのです。

だから今日のテーマは「昨日を振り返る」

DAY2:昨日を振り返る

今日のワーク:1行だけでOK!

やることはとてもシンプルです。
夜寝る前や朝のひとときに、手帳のページを開いて1行だけ書きます。

選ぶのは、次の3つのうちどれか。

  • 今日いちばんうれしかったこと
  • 少し引っかかったこと
  • 感謝を伝えたい人

書き方の例:

  • 「朝、子どもが笑顔で"いってきます"と言ってくれた」
  • 「仕事でバタバタして落ち着かなかった」
  • 「友人からLINEが来て元気をもらえた」

本当にこれだけで大丈夫。難しく考える必要はありません。

小さな気づきが積み重なる

最初はただのメモでも、続けていくと変化が起きます。

  • 「自分は、人との会話で元気になるんだ」
  • 「時間に追われる日は疲れが強くなるみたい」
  • 「感謝を言葉にすると、気持ちが温かくなる」

そんな風に、日々の中で「自分を満たすもの」と「自分を疲れさせるもの」が自然と見えてくるんです。
これが積み重なると、自分の軸が少しずつ整っていきます。

実際にやった人の声

最初は"1行でいいの?"と思っていました。
でも続けてみたら、自分の気持ちを客観的に見られるようになったんです。
書き出すことで、"あ、これは疲れの元だ"と気づけて、同じことを繰り返さなくなりました。
不思議と心が軽くなって、"私はこれでいい"と思える時間が増えました。

毎日1行、"昨日を振り返る"を続けていたら、自分が本当は何にワクワクしているのかに気づけました。ずっと"忙しいから無理"と思っていたけれど、書き出したら"やりたいこと"が頭の中で繰り返し出てきたんです。
それで、思い切って小さな一歩を踏み出しました。結果、ずっとやりたかった資格の勉強をスタート。不安よりも、"動き出せた自分"にワクワクしています。

ちょっとした出来事を書いただけ。それだけなのに、気づかなかった自分の感情に出会えた。これが「昨日を振り返る」力です。

今日の問い

  • 昨日いちばんうれしかったことは何ですか?
  • 少し引っかかったことは何でしたか?
  • 誰に感謝を伝えたいと思いましたか?

この問いを、まずは1つだけ選んで、手帳に1行書いてみてください。
たった1分でも、自分を整える大きなきっかけになります。

まとめ

DAY2は「昨日を振り返る」でした。
記憶はすぐに流れていきますが、1行の記録はあなたの心を整える"手がかり"になります。

小さなメモが積み重なると、「私は何に満たされ、何に疲れるのか」が見えてきます。
それは、未来を描くための大切な土台になるのです。

明日は「使い道を見直す」
何気ない選択を、未来につながる行動に変えていくワークをご紹介します。

今日の一行を、ぜひ書いてみてください。
それは、未来のあなたが「大切な気づき」として読み返す宝物になります。

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